お正月の風物詩箱根駅伝。何位を走るとどの程度映るのか…第98回大会を参考として調べてみました。
▼9区編はこちら
ルール説明
2022年1月3日(月)に放送された「★SAPPORO新春スポーツスペシャル 第98回箱根駅伝 復路」にて各大学が映し出された秒数を下記ルールに従って計測する。
- 中継車が映そうとしている集団に含まれていれば「映っている」と見なす
- ワイプは原則カウントしない
- 定点カメラで映し出されたか否かは別途「カウント」する
つまり、かなり曖昧な計測にはなるが、「だいたいどのくらい?」というのは見えてくるだろう。人力ということを考慮したうえで温かい目で見守ってほしい。
10区各大学の映っていた時間
- 定点→新八ツ山橋、日本橋放映時間合計
- 中継所→大手町FINISH地点放映時間合計
- その他→上空からの映像、コース紹介など
- CM→CM放映時間
- 区間賞インタビュー→区間賞獲得チームとしてカウント
9区の続き12:38:50から13:46:46まで(専修大学ゴール+直後の10区の選手の様子まで)で調べてみました。
ほぼ「これまでの復路に見られる傾向」通り。10区も「1位の青山学院大学が映る」「シード権争いが映る(今回は11位まで)」「その他順位変動が大きそうなところや話題性のあるところに中継車がつく」という感じでした。駒澤大学と中央大学の放映時間が長いのは、3位を走っていた中央大学に対してじわじわと駒澤大学が迫ってきていたことが理由でしょう。また「TOP3に入るのは?」という話題性や中央大学久しぶりのシード権ということもあり長く映っていた印象です。
ところで中継所(今回は大手町FINISH地点)の放映時間がやたら長いですが…これも10区の特徴と言えるでしょう。ゴールテープまでの1キロはほぼ直線。もちろんゴール地点から1キロ先ははっきり見えないものの、大手町FINISH地点のカメラで長い距離映すことができるのも理由の1つでしょう。また、特に1位の青山学院大学を中心にレース後の選手の様子が長く放映されます。後半は「次の区間が無い(映せる映像が少ない)」ということもあるのか、最後はほぼ大手町FINISH地点の映像でした。また、1位の青山学院大学については、胴上げなど「喜んでいる様子」をしっかり映しています。20分近い大手町の映像の約3割は青山学院大学の映像でした。
定点カメラチェック
定点カメラで映し出された大学(CM除く)についてもこちらでカウントしていく。
▼新八ツ山橋(13.5キロ地点)
映し出された大学 |
青山学院、順天堂、中央、駒澤、法政、早稲田、神奈川 |
映し出されたが大学名・選手名が表示されなかった大学 |
映し出されなかった大学 |
東洋、東京国際、國學院、東海、創価、帝京、明治、関東学生連合、国士舘、中央学院、駿河台、山梨学院、日本体育、専修 |
▼日本橋(あと1キロ地点)
映し出された大学 |
東洋、東京国際、中央、駿河台、専修 |
映し出されたが大学名・選手名が表示されなかった大学 |
青山学院、順天堂、駒澤 |
映し出されなかった大学 |
創価、國學院、帝京、法政、東海、神奈川、早稲田、明治、関東学生連合、国士舘、中央学院、 日本体育、山梨学院 |
10区はあまり定点を活かしていない印象を抱きました。10区のメイン定点、新八ツ山橋でさえ映し出された大学が7校と少な過ぎる…!ちなみに、日本橋の定点について青山学院、順天堂、駒澤の大学名・選手名が表示されなかったのは、直前まで中継車で紹介していたからと考えられます。(そもそも日本橋は定点と呼ぶべきか…。)東洋、東京国際、中央は中継車で映していたときから順位変動が起きていたため、大学名・選手名が表示されたと考えられます。また、駿河台は初出場注目校だったため、専修は最終ランナーだったため、映し出されたのではと考えられます。
総括
10区後半はほぼゴール地点の映像を楽しむ時間。